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★倉地久美夫『庭にお願い サウンドトラック』 CD (円盤 EBD-116、2011年3月5日) 検索
1.パワーショベル
2.30,000,000粒ダム
3.中央公園
4.ベストカメラ
5.アサヒ!
6.スーパー千歳
7.あつい日本
8.缶詰
9.夏っちゃんブルー
10.あなたの風
11.サランラップ
菊地成孔のディスコグラフィを辿る過程で、倉地作品に出会い、感銘を受けた元「ユリイカ」編集長、編集者の須川善行が企画した「倉地久美夫フェスティバル」(2006年3月10日~12日、東京・渋谷「ギャラリー・ルデコ」)のライヴ録音。このイベントの空間設計・記録を映画監督・冨永昌敬(『パビリオン山椒魚』、『パンドラの匣』など)が担当したことから生まれたドキュメンタリー映画『庭にお願い』のサウンドトラック盤でもある。「ルデコ」での演奏に取材映像を加えた『庭にお願い』は、「ヨコハマ国際映像祭2009」で公開後、追加取材・再構成を経て、イベント開催から5年目の2011年3月に公開されている(上映期間中、東日本大震災が発生、最終日のライヴ演奏は中止となった)。
本盤には、3日間行われた「倉地久美夫フェスティバル」から3月11日と12日の演奏を収録。倉地(vo, g)ソロ、京浜兄弟社ゆかりの山口優(kb)とのデュオ(11日)、数年ぶりの復活となった菊地成孔(as)・外山明(ds)とのトリオと、三様の演奏を聴くことができる。全曲既発表曲だが、アルバムとは異なる形態での演奏からは、揺るぎない日常性とそこに噴出する異風景が伝わってくる。プロデュースは、映画と同様、須川善行。選曲・編集は、映画とは別に、独自に行われており、映画では聴けない楽曲も含まれている(映画でしか聴けない楽曲もあり)。カバーを飾るポートレイトは、映画のポスターも手がけた漫画家・高浜寛によるもの。

★倉地久美夫『スーパーちとせ』 CD (円盤 EBD-113、2007年7月) 検索
1.あつい日本
2.身長20m
3.霧夜の嬉野
4.庭にお願い
5.エチュード
6.ベストカメラ
7.スーパー千歳
8.鉄塔
9.アサヒ!
ひとり多重録音により作り上げられた作品を、ギタリスト宇波拓が一部オーヴァーダビングを交えてマスタリングし完成した音の織物。『うわさのバッファロー』に収録されていた「鉄塔」のリメイクを含む。前作『I heard the ground sing』でも試みられていた多重性がさらに進められ、複数の人物、あるいは人ならざるものがそこかしこに登場、ばらばらに動いている風景の中で、出会い、すれちがい、そして、ある瞬間、偶然であるかのように符合する。身構えることができない緩慢さの中で、緊張感に包まれる不思議な感触を、ひとり多重録音ならではの独特のタイム感で精緻に描き出している。
言葉のひとつひとつは、以前にも増して、日常的。ひそひそと、あるいは、大声で、話し言葉が行き交う。そして、ジャケットに登場している自画像の背景はスーパーマーケット。「ベストカメラ」は、九州が拠点の実在の某家電量販店(をモデルにした夢想)のことだとか。あまりにも日常的な。にもかかわらず、見たことがない風景が広がる。「OZ disc」「美音堂」と、倉地作品に係わり続けてきた田口史人が運営する東京・高円寺にあるスペース「円盤」からのリリース(2007年7月より、「円盤」で先行販売)。ジャケットにも登場している、折り紙アーティスト cochae デザインによる「倉奴」折り紙付き。

★倉地久美夫『うわさのバッファロー』 CD (美音堂 SFS-008、2003年9月30日) 検索
1996年リリース「うわさのバッファロー」のリマスタリング・リイシュー盤.アーティスト名がソロ表記になったほか,パッケージングデザイン等も一新された.

★倉地久美夫『I heard the ground sing』 CD (美音堂 SFS-007、2003年9月30日) 検索
1.集え能古の島
2.味噌がいっぱい
3.市長選
4.夏っちゃんブルー
5.中央公園
6.La tierra Estaba cantando!
7.あなたの風
8.畳屋が来た
9.曖昧な太宰府
10.300,000,000粒ダム
2003年5月10日~14日、7月13日~16日に、東京 調布市布田のPEACE MUSICで録音された4年半ぶりの新作。『うわさのバッファロー』以来となる菊地成孔(sax)、外山明(ds)とのトリオを中心とする音は、言葉による風景の変容に寄り添うように自在に形を変えるが、ごつごつ、ざらざらとした現実感を保持し続ける。実在の場所、実在の人物、固有名詞の頻出に、うっかり頬をゆるめると、たちまち見知らぬ風景に取り込まれてしまうにちがいない。
自作詩の朗読で勝負を争うことで注目を集める「詩のボクシング」で披露された「曖昧な太宰府」や「La tierra estaba cantando!」、オムニバスアルバム『Qu'ets-que c'est?』収録の「井草のスプレー」を改題した「畳屋が来た」など、11曲を収録。(この紹介文は、ラフミックスにもとづくものです。)

★倉地久美夫『夏をひとつ』 CD (きなこたけ きなこ-6、1999年2月) 検索
1. ファミリーワルツ
2. 観月祭
3. 快楽マン
4. 富士さんの焚き火
5. 朝6時
6. サランラップ
7. 缶詰
8. 目隠しビーム
9. エイ
10. 日陰まわり
繊細なギターとストレートな歌をベースに、ひとりで演奏やヴォーカルを重ねた多重録音アルバム。かつての多重録音カセットに通じる密室的な雰囲気もあるが、演奏そのものはライヴ演奏と変わらない力強さを持っており、ねじれを感じさせない開放的で落ち着いたサウンドを聞かせる。
1997年12月~1998年11月にかけて、自宅、九州の練習スタジオなど(RCS studio、studio STAFF等)さまざまな場所で断続的に録音された10曲は、ポップな「観月祭」、ラテン調の「目隠しビーム」、ギターインストゥルメンタル「午前6時」、眩惑的な「缶詰」など、バラエティに富んでいる。
カバーイラストは、『太陽のお正月』同様、倉地自身の作品。なにかが起ろうとしているのか起ったあとなのか、不穏な空気をはらみつつ、静けさが伝わってくる。

倉地久美夫『エイ/観月祭』 45RPM 17cm EP (OZ Disc OZD-023、1996年11月25日)
写真面
1. エイ
マンガ面
1. 観月祭
『うわさのバッファロー』発売記念ライヴで配布された限定150枚の7インチシングル。収録されている「エイ」「観月祭」は、1999年の『夏をひとつ』にも収録されるが、ここではアコースティックギターによる弾き語りバージョンが聞ける。1995年11月、Misty studioで録音。

★倉地久美夫・菊池成孔・外山明『うわさのバッファロー』CD (OZ Disc OZD-21、1996年9月15日)
1. しまうまタクシー
2. 卒業生
3. 鉄塔
4. うわさのバッファロー
5. パワーショベル
倉地(g, vo)・菊地成孔(sax)・外山明(ds, saber)のトリオによる演奏を収めたアルバム。3人の連名で発表されている。演奏曲はすべて倉地作品であり、倉地久美夫のリーダーアルバムと言っていいが、呼応しあう演奏が、詞の風景をいきいきとしたものにしており、連名であることを納得させる。『太陽のお正月』と一部重複するが、5曲を収録している。
「しまうまタクシー」「うわさのバッファロー」での奇妙な会話や「卒業生」「鉄塔」に見られるひそやかな交歓風景は、幻想のなかでの日常性を描いているが、ユーモラスな語り口と絶妙な演奏の応酬により、聞く者は、日常的な感覚のまま異界へといざなわれる。
ブックレットの内側には、彼の漫画作品が掲載されている。詞と同じく、異界へつづく風景を描く倉地作品の一端に触れることができる。1995年11月、東京 Misty studioで録音。

★倉地久美夫『太陽のお正月』CD (きなこたけ きなこ-2、1995年12月) 検索
1. 二刀流
2. 8ミリ監督
3. マングース対コブラ
4. 卒業生
5. 猫町
6. 30人バス
7. 夢枕
8. 太陽のお正月
9. 犬
10. シマウマタクシー
11. Midnight Skater
長い活動を経てようやく発表された初のフルアルバムで、アコースティックギターのみによるソロ演奏とトリオ編成によるフリーフォームな演奏の二つの面をあわせて収録している。本作品で、それまでとは異なる作風を提示。現在の倉地久美夫の出発点と言っていいかもしれない。
アジャ・クレヨンズにも参加していた菊地成孔(sax, pianica)、菊地とともにティポグラフィカで活動していた外山明(perc)を迎えた倉地久美夫トリオは、本作品が初録音。「卒業生」「猫町」「シマウマタクシー」などで息の合った演奏を聞かせる。ソロ演奏では、標題曲の「太陽のお正月」や、2002年の「詩のボクシング」第2回全国大会で注目を集めた「30人バス」など、聞く者を異世界へと引き込む語り口が発揮されている。1995年8月23日、中野 ハルコロ山田邑(ライヴ)と1995年9月 15日、天野音響技術研究所(スタジオ)で録音された11曲収録。カバーイラストも、倉地自身。

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